救急外来の
「伝えた」「聞いていない」をなくす。
指示・実施・検査・結果確認を、患者ごとにひとつにつなぐ。
誰が何を待っているか、次に誰が動くのかをリアルタイムに共有し、伝達漏れと診療の停滞を減らします。

救急外来オペレーションシステム
- 医師指示
- 看護師実施
- 検査部門完了
- 担当医結果確認
患者情報は院内サーバで完結。外部クラウドへの保存はありません。
救急外来で、こんなことはありませんか?
「採血とCTお願い」
忙しい中で口頭指示。誰が受けたのか分からない。
「この患者、CT終わってます」
結果は出ていた。でも担当医が気づいたのは20分後。
「この患者、いま何待ち?」
紙、電子カルテ、口頭情報を確認しないと分からない。
「点滴終わりました。帰していいですか?」
看護師が医師を探して確認する。
情報はある。でも、「次に何をするか」が共有されていない。
患者ごとに、「次に誰が動くか」がわかる。
ERLinkが可視化するのは、患者の現在地 → 次のアクション → 担当者です。探しに行かなくても、自分の担当が分かります。
| 患者 | 現在地 | 次のアクション | 経過 |
|---|---|---|---|
| 鈴木 花子 | CT完了 | 医師結果確認 | 12分 |
| 高橋 美咲 | 診察待ち | 医師診察 | 32分 |
| 山田 太郎 | CT撮影中 | 検査部門CT完了待ち | 8分 |
| 佐藤 一郎 | 点滴中 | 看護師終了・抜針の確認 | 18分 |
| 伊藤 健二 | 採血待ち | 看護師採血 | 6分 |
画面イメージです。氏名は架空のものです。スタッフエリア外に置く画面では氏名を非表示にできます。
3つのコア機能
指示が、消えない。
医師が指示すると担当スタッフへ共有。指示 → 受領 → 実施 → 完了まで記録します。
- 指示
- 受領
- 実施
- 完了
「言った・聞いていない」を減らします。
結果が出たら、止まらない。
検査が完了すると担当医へ通知。検査完了 → 医師確認まで追跡します。
- 検査完了
- 通知
- 医師確認
「結果は出ていたのに気づかなかった」を減らします。
診療の「止まり」が、見える。
診察待ち、採血待ち、CT待ち、結果確認待ち、点滴中。患者ごとの現在の状態と経過時間を一覧化します。
- 診察待ち
- 採血待ち
- CT待ち
- 結果確認待ち
- 点滴中
- 帰宅待ち
救急外来全体のボトルネックが見えるようになります。
口頭で流れていた診療を、患者ごとのワークフローに。
- 医師「採血、CTお願いします」口頭
- 看護師「聞いたけど、誰がやる?」
- CT撮影終了
- 医師別患者を診察中
- 結果確認まで停滞
- 医師採血・CT指示
- 看護師受領 → 実施記録
- CT撮影完了完了
- 担当医CT完了のお知らせ通知
- 結果確認済記録
ERLinkが目指す3つの変化
伝達漏れを減らす
口頭指示を「指示 → 受領 → 実施」の記録へ。
結果確認を早くする
検査完了を担当医へ届ける。
患者の滞留を減らす
診療が止まっている場所を可視化。
効果は、数字で検証します。
導入施設では、検査完了から医師確認までの時間、指示から実施までの時間、救急外来滞在時間などを計測。導入前後で効果を評価します。
- 検査完了 → 医師確認までの時間
- 指示 → 実施までの時間
- 救急外来の滞在時間
記録も、二重入力も減らす。
患者情報・バイタル・問診・看護記録・指示・実施記録を一か所に。必要な内容は電子カルテ用にまとめてコピーできます。
紙への記載から電子カルテへの再入力という二重作業を減らします。いま打ち直しているのは医師なので、医師の作業が減ります。
その他の機能
そのほかの機能を見る
患者情報を、病院の外に出さない。
患者情報を外部クラウドへ保存しません。
医師・看護師・事務など、必要な情報だけにアクセスします。
誰が・いつ・何を操作したかを記録します。
通信をTLSで暗号化した構成で導入します。保存データはサーバ側の暗号化を前提に設計します。
システム障害時にも救急診療を止めません。
セキュリティの詳細を見る
- 通信の暗号化
- 院内ネットワークでもTLSで暗号化した構成で導入します。院内だから安全、という前提は置きません。
- 保存データ
- サーバ側で暗号化されたストレージ上での運用を前提に設計します。データはファイル1つにまとまるため、退避と復旧の手順が単純です。
- 認証
- 本番導入時は、端末証明書と生体認証による二要素認証へ移行する前提で設計しています。医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第7.0版に沿った移行です。
- 権限管理
- 職種ごとに何をできるかをサーバ側で判定します。画面を隠すだけの制御にはしていません。
- 監査ログ
- 追記のみです。データベース側で変更と削除を拒否しているため、アプリからもデータベースを直接操作しても書き換えられません。
- セッション管理
- 有効期限を持ち、期限切れは自動で失効します。認証情報はスクリプトから読めない形で保持します。
- バックアップ
- データベースを複製するだけで完了します。保管先・頻度・保持期間と、復旧の実地確認を導入時に取り決めます。
- データ保持期間
- 施設の記録管理規程に合わせて取り決めます。
- インシデント対応
- 障害時は紙の様式に戻す手順を文書化し、白紙を印刷して備えていただく前提です。連絡と復旧の窓口も導入時に定めます。
- 記録の真正性
- 記録の修正は新しい行として積み、前の記録は残ります。時刻を直した場合は元の時刻も保持します。通知の既読は人単位で記録します。
- 外部依存パッケージなし
- 実行環境の標準機能だけで動きます。外部パッケージの供給元リスクを持ち込まず、閉域ネットワークにもそのまま展開できます。
- 氏名の表示切り替え
- スタッフエリア外に置く画面では氏名を非表示にできます。受付番号だけで患者を特定できます。
導入の進め方
救急外来は止められないので、いまの運用を変えずに置き換えられる範囲から始めます。
- 01お問い合わせ
いまの救急外来の運用と、困っている点を軽くお聞かせください。
- 02現場の聞き取り
トリアージ・記録・指示の流れをうかがいます。紙の様式をお見せいただけると精度が上がります。
- 03様式を合わせる
画面の項目は定義ファイルで駆動しています。各施設の様式と実施基準に合わせて設定します。
- 04試験運用
障害時の運用と、看護部・医療安全との合意を整えたうえで、実際の現場で使い始めます。
ERLinkは診断を行いません
ERLinkは医療者の判断を代替するものではなく、救急外来における情報共有と業務フローを支援するシステムです。緊急度の自動判定や重症化予測などは行いません。
よくあるご質問
医療機器プログラムに該当しますか。
該当しません。表示するのは経過時間と、各施設が定めた基準の当てはめです。生体情報モニタとの接続、バイタル値からの臨床的な判断、重症化や急変の予測は行いません。
トリアージの判定はしてくれますか。
判定ロジックは内蔵していません。分類・目標診察開始時間・再評価間隔は、各施設が定める実施基準として設定していただく方式です。この設定内容が、院内トリアージ実施体制加算の施設基準にそのまま対応します。
薬剤の指示も出せますか。
薬剤名と投与量は持ちません。電子カルテの処方指示と二重になり、齟齬が出たときにどちらが正か分からなくなるためです。ERLinkは「点滴を開始してください」という伝達と実施の記録に徹します。酸素の投与方法と流量だけは例外として選べます。
電子カルテとの連携は必要ですか。
不要です。連携なしで導入できます。記録した内容は電子カルテへ貼り付ける形でまとめてコピーできます。将来的には検査システムとの連携で、検査部門の操作を減らすことも見込んでいます。
待合の患者に順番を表示できますか。
表示しません。救急外来は重症度順に診るため、順番を出すと説明できない事態が生まれます。院内の運用に必要な情報は、スタッフの画面で共有します。
システムが止まったときはどうなりますか。
画面の項目定義から、同じ様式の白紙を印刷できます。あらかじめ印刷して救急外来に備えておき、障害時は紙の運用に戻していただく前提で設計しています。